同居の話が出たとき、私がまず思ったのは、
同居のストレスさえ我慢すれば、
家賃も住宅ローンもないなんて、家計が楽になるかも!?
という期待。
それに、二世帯暮らしなら光熱費もシェアできて
節約になるはず……そう信じていました。
でも、その幻想は引っ越し前に
崩れ去ることになります。
▪️お金の話を義母とすることに
お家の打ち合わせが無事にすみ、
あとは引越しの準備となった。
義母との話し合いで、リノベにかかるほとんどの費用は
義母が出してくれることになった。
私たちはリノベと同時に投入した乾燥機の乾太くん関係の
金額(100万円)だけで済んだ。
これはとてもありがたいことだった。
しかし交換条件なのか、
月々10万円支払って
と冷静に一言。
10万円ですか・・・・・・
当時、アパートの家賃が7万円でした。
その金額に驚きすぎて、10万円の内訳を聞き忘れて
アパートに帰ったことを鮮明に覚えています。
▪️実際の家系の分担について決まった
義母の意図は全く不明のまま、夫に電話で確認してもらうことに。
夫はマザコン気質があるので、頼りにならないと思ったけど、
10万払うくらいならアパートで暮らしたい!と
私が伝えていたので、この時なんとか話し合ってくれたようだった。
夫も稼ぎが良くないので、給料のほとんどを家に入れるのは
現実的ではないと思っていたのだと思います。
そして、再度義母との会議の際には
その10万円の支払いの話は無くなっていました。
分担について決まった(決められた)のはこちら
- 固定資産税・火災保険:義母負担(夫の実家なので)
- 電気・ガス・水道代:すべて我が家負担(メーターを分けてもらえなかった為)
- 固定電話・NHK・インターネットなど通信費:すべて我が家負担(固定電話・FAXは義母使用)
- 平日の夕食(義母が作る):食材費は義母負担
毎月10万円の支払いは免れたけど、
でも、光熱費や通信費の全負担は想像以上に大きかった…。
それに加えて、義母個人使用の固定電話なども支払うことに。
話し合いというより、義母が決めたルールに従うことになりました。
これが同居、リノベの費用を出してもらっているので
拒否することができませんよね。
10万円は拒否してしまいましたが…笑
▪️分担の落とし穴!節約どころか光熱費は跳ねあがる
現実は、義母の節約意識がほぼゼロだったのです。
- 電気ケトルは1日に何度も沸かす
- ダイソンの扇風機は真夏も真冬もフル稼働
- エアコンはドアを開け放したまま、まるで1階は全館空調状態
- サンルームを作っても頻回の浴室乾燥
電気大が高くなると思い、ケトルを手放しても
義母はお茶を作るにも、コーヒを飲むにもケトルを乱用。
浴室乾燥も高頻度で使用しています。
もちろん、やめてくださいなんて言えません。
節約のために電気をこまめに消す私の努力は、あっという間に帳消し。
正直、光熱費の請求書を見るたびにモヤっとします。
▪️食費は義母持ちでも“気持ちの損得”が生まれる
平日の夜は、義母が作ってくれる夕食を1階で食べるルール。
その分の食材費は義母負担です。
これは確かに助かります。
でも、食事の内容や量が義母の好み基準なので、
食材費を負担してくれても「助かっている感」と「自由のなさ」が入り混じるのも事実。
義母の食費は節約しているのか?というメニューがよく出てきます。
お肉や魚がメインの料理は滅多に出てきません。
しらすと卵だけのチャーハンや、
3食丼など、ハヤシライスなどの丼メニューがメイン。
実家の休日のお昼ご飯メニューが本当に多い。
家系の分担間違えたかも・・・とすぐに思ってしまいました。
そして、平日の夜以外は別なので
結果的に「食費は想像より減らない」という現象が起きています。
やっぱり、お金って黙って出してもらうのが正解。
光熱費などを義母に持ってもらったら、その辺りのストレスは
軽減されたかも・・・。
と思いつつも、義母のことを考えて、食事のメニューを決めることも
私には大きなストレスになるなと。
分担をどちらにしても、共有するものが多ければ多いほど
ストレスに感じてしまうものだと思います。
▪️同居家計のメリットとデメリット(我が家の場合)
メリット
- 家賃・住宅ローンがかからない
- 固定資産税もゼロ
- 平日の夕食の食材費はかからない
デメリット
- 光熱費・通信費は全額我が家負担で節約効果なし
- 義母の生活スタイル次第で請求額が左右される
- 気を使って節約しても、相手が節約してくれないストレス
- 光熱費は自動引き落としだけど、食事は毎回”ありがとう”と感謝する必要がある
心が狭いかもしれませんが、
自動で引き落としの光熱費たち、いくら金額が上がっていても
支払いに感謝されることはもちろんなく、
夕食時はいつも、ありがとうの気持ちを持って
「いただきます」「ごちそうさまでした」が必須。
なんなら毎回、おいしい!と言った方がいいの?
時になってしまう性格の私には
なんだか損な役回りだなって思っちゃいます。
もちろん、買い出しやメニューを決める大変さも担当してもらっているので
感謝しなければなりません!
が、精進料理のようなことも多いので、、、
結局モヤっとします。
▪️私が学んだ「お金の分担で失敗しないための教訓」
同居前に感じた“家計が楽になる夢”は、
現実には人間関係と生活習慣の壁に阻まれます。
もし過去に戻れるなら、
- 光熱費の分担を明確にする(メーターを分ける)
- 通信費や固定電話なども話し合って負担割合を決める(使ってないものは拒否)
- 節約ルールや使い方の基準を事前に共有する
これを絶対やると心に誓います。
同居6年、今となっては話を持ち出す気力もない・・・。
▪️それでも、私の野望は消えない
固定資産税ゼロの家に住んでいても、
この家は私のものではありません。
お金の使い方も、自分のルールでは決められない。
だからこそ、いつか自分で買った小さな家で、
光熱費も通信費も、自分の判断で使える暮らしをしたい。
今は、同居生活の中でも
旦那と対等にしている”お小遣い”を
できるだけ投資にまわして、
その「自由な家」を手に入れる日のために備えています。
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