二世帯住宅はキッチンを分けるべき?水回りを完全に分けた我が家の体験談

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二世帯住宅を検討するとき、必ず議題に上がると思うのですが、

「キッチンを共有するか、別にするか」

見た目やコストだけで考えると

「共有でいいかな?」と思いがちですが、

実際に暮らしてみると、

毎日の生活リズムや価値観の違いが

大きなストレスになってしまうこともあります。

我が家は、義母と同居するにあたり

キッチンだけでなく水回りをすべて分けることを選びました。

初期費用はかかりましたが、

結果的には「別にして本当に正解だった」と思っています。

この記事では、私たちが別キッチンにした理由や

実際の家計の変化、メリット・デメリットをリアルに公開します。

我が家が水回りを完全分離にした理由

二世帯住宅の打ち合わせの際、

最初に考えたのが「共有部分をできるだけ減らす」ということでした。

理由はシンプルで、掃除や使い方で必ずストレスが生まれるからです。

  • 掃除や片付けの「管轄問題」___学校みたいに当番制にする?(笑)
  • 衛生面、使い方の違いでストレス___このスポンジはシンク用なのに!
  • 冷蔵庫など収納トラブル___夫婦でも起こるトラブル「麦茶1センチ残し」など
  • 生活リズムの違い___今から使いたかったのにぃ!
  • プライバシーの欠如___洗面や脱衣、トイレを共有する気まづさを想像して。。。恐怖!
  • 家具や設備の劣化が早くなる___え、これの修理も我が家が出すの??

特に水回りは使用頻度が高く、

家族の生活感が最も出やすい部分。

ここを共有にすると、確実に衝突の火種になります。

また、私自身は「食器も自分の好みのものを使いたい」という希望もあり、

結果的にキッチン・洗面所・お風呂・洗濯機すべてを分離しました。

友人の「完全同居」のリアルな失敗談

完全同居をしている友人からも、

キッチン共有にまつわるトラブルをたくさん聞きました。

  • 洗い物が雑で水切りカゴに乾いた食器の上へ濡れた食器を重ねられる
  • 冷蔵庫を段ごとに区切っても手狭になってしまう
  • 捨てる予定だった賞味期限切れの肉を料理に使われてしまった
  • 洗剤の種類や使い方が合わず、モヤモヤが溜まる
  • 調味料を義母の好みに買い替えられてしまう

これらを聞くだけで

「やっぱり別にしておいてよかった…」と心から思います。

水回りを分けることで、こうした日常の小さなストレスを避けられるのは本当に大きいです。

家計への影響:完全分離にした結果

食費:完全別にはできなかった

原則は別々にしていますが、平日の夜ご飯は義母が作ってくれるため、

完全に家計を分けることはできていません。

ただ「食のこだわりを持ちたい部分」ではきちんと自分で購入しているので、

自由度は保たれています。

子供達のおやつも、フルーツならOKですが

勝手に出さないようにしてもらっています。

光熱費:キッチン2つで確実にアップ

IHコンロを2台、冷蔵庫も2台、食洗機も2台。


当然、電気代や水道代は一般家庭の2倍。

特にIHコンロは火力が強く便利ですが、長時間使うと電気代がじわじわ効いてきます。

共有の方が経済的なのは間違いないですが、ストレス軽減のためのコストだと思えば納得できます。

初期費用:キッチン追加は200万円以上

システムキッチンを2つ入れるとなると、

それだけで200〜300万円の追加費用はかかります。

我が家もリノベーション費用が膨らみましたが、

ここは同居の話が出たタイミングから

譲れない部分として夫とも話していたので、優先してもらうことができました。

キッチンを分けてよかったこと

  1. 掃除の管轄でもめない
     水回りを完全に分けたことで、「今日はどっちが掃除する?」というストレスがゼロに。
  2. 自分のペースで料理できる
     子どもの離乳食や作り置きに時間をかけられる。義母は義母のペースで簡単に済ませられる。
  3. 食器や調理器具を自分好みに揃えられる
     好みの器やキッチングッズを自由に選べるのは大きな満足感。
  4. トラブルの芽を摘める
     冷蔵庫問題や洗い物問題に悩まされないのは、暮らしの安心感につながります。

後悔・デメリット

  1. 光熱費が高くなる
     冷蔵庫2台、食洗機2台のランニングコストは確実に増えます。
  2. 初期費用が重い
     キッチン設備だけで数百万円。予算計画に余裕がないと厳しい。
  3. 交流が減ることもある
     食事の準備や片付けを一緒にしないので、コミュニケーションのきっかけが減るという一面も。   (逆にメリットになる人多数かな)

まとめ:我が家の結論

まとめ:我が家の結論

二世帯住宅で水回りを完全分離にした我が家の結論は、

  • 家計的にはマイナス(費用アップ)
  • 精神的にはプラス(ストレス激減)

でした。

「お金を取るか、心の平穏を取るか」の選択ですが、

私は迷わず後者を選んでよかったと思っています。

(実際、最終的なリノベの費用はほぼ、義母がだしてくれました)

これから二世帯住宅を計画される方は、

家計シミュレーションとストレスシミュレーションの両方をしてみることをおすすめします。

水回りは毎日必ず使う場所であり、生活感が最も出るところ。

二世帯住宅で共有にすると、掃除・衛生・時間・お金・プライバシーの

あらゆる面で摩擦が生まれやすくなります。

「節約」や「スペースの都合」で共有を選ぶ人も多いと思いますが、

後々の人間関係を考えると

完全に分離した方が双方のストレスは少ないと思います。

だって、好きで結婚した夫との同居ですら、

使い方の違いだけで、結婚当初ストレスたまりませんでしたか?

洗濯の干し方、食器の洗い方などなど。

それが義母や義父との共有、となったら…。

想像するだけでヒヤッとしますね。

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