寝室の空気、実は危険ゾーン?
寝室って、1日の内で一番長く過ごす空間。
我が家では家族4人、1日8〜10時間を寝室で過ごしています。
しかも、小さい子どもが落ちないようにローベッドを使用。
ルンバがギリギリ通れるくらいの高さに設定しています。
マットレスも薄めのものを採用。
実はこの寝ている時の「床上60cm」の高さが、
空気のよどみや二酸化炭素の滞留がもっとも起こりやすいゾーンって知っていますか?
▪️床上60㎝に一体何があるのか
床上60㎝によどんだ空気が滞留しています。
それを知った時に、本当にギョッとしました。
寝室で寝ている高さもそうですが、
赤ちゃんがハイハイしているその高さ。
赤ちゃんは、ほぼ床上60㎝の中で過ごしています。

- 二酸化炭素
- ハウスダスト
- ホコリやカビの胞子
- 化学物質
コレらは空気よりもお重く、換気が不十分だと
下に沈んで滞留してしまいます。
そんな空気の中で生活していると体にどんな変化が起こるのでしょうか?
- 鼻詰まりや咳喉の痛み
- 寝起きの悪さや頭痛
- アレルギー症状の悪化(ハウスダスト・ダニ)
- 免疫力の低下
高気密・高断熱の住宅と高機能を謳っている裏側で、
換気が不十分で、健康被害にあっている方は
実はたくさんいるのかもしれません。
▪️5年間、気づかずに過ごしていた悪環境
・寝室に結露
・朝起きると、なんとなく重たい空気
・冬場は冷気が気になり、換気はほぼしていない
・長女はアトピーのような肌質、次女は喘息を発症
…今振り返れば、「そりゃそうだよね」と思うような
最悪の空気環境で5年間も過ごしていたことに気づきました。
窓の結露の写真は2025年の4月14日のもの。
冷暖房を使っていなくても、窓ガラス一面の結露。
カーテンはリネン(麻)を使用していて、
珪藻土の壁紙を使用していてもコレ。。。

とりあえず、結露からのカビが怖くて
この時期は短時間でも、家を出るまでの間換気をしたり
濡れた窓ガラスを拭いて対応していました。
▪️選んだのは「内窓リフォーム」と「第一種熱交換換気(せせらぎ)」
改善のために私たちが選んだのは、この2つ。
1.内窓リフォーム(窓リノベ)
→ 外気の影響を抑え、断熱&結露対策に!
2. 第一種熱交換換気「せせらぎ」
→ 室内の温度・湿度を保ちながら、24時間きれいな空気を循環!
自然素材を扱う地元の工務店と出会い、
お家づくりの常識を一から教えていただいたことがきっかけで、
自然素材の持つ、性能や
性能の良い家が人の健康につながるということを学ばせていただきました。
工務店のSNSを発信して行くお仕事を任せてもらい、
自分でも調べながら、正しい情報を発信しようと心がけています。
まだまだ専門的なことは分かりませんが、
その工務店で行っている、勉強会に一度行けば
自分の住んでいる家としっかり向き合うことができるのです。
すぐに持ち帰り、夫にリフォームの相談をしました。
▪️夫の反応は…右から左。でも1年かけて説得!
資産運用の時もそう。
いつも私の意見をまともに聞いてくれない夫。
特に、神様など目に見えないものは信じないタイプの夫。
私の提案も「はいはい〜」と軽く流される日々。
でも、「目に見えないからこそ、空気って大事」だと知ってしまった私。
次女が喘息になったことをきっかけに、
健康>コストの優先順位が私の中でははっきりしていました。
少しずつデータや症例、補助金の話などを出しながら、
1年かけてようやくリフォームのOKをもらいました!(長かった。。。泣)
▪️空気が変わると、暮らしも変わる(気がする)
導入後すぐに感じたのは…
- エアコンの効きがよくなった
- なんとなく空気の淀みが減った
- 今の所(まだ夏だから)窓の結露がない
- 外の騒音が気にならなくなった
空気は目に見えないけれど、
肌や呼吸でわかる変化ってあるんだと実感中。
まだすぐに喘息やアトピーの改善が見られたわけではありませんが、
カビ・ダニなどの発生原因を減らすことは、絶対に無駄じゃないはず!
そして、一番実感したのが
外の騒音が気にならなく入眠できること!
我が家は田舎で周りに田んぼが多いです。
虫の鳴く音ってすごく大きんです。
今までのアルミサッシのシングルガラスだと
しっかり虫の鳴き声が寝室まで届いていました。
(オケラの鳴き声分かる人いるかな・・・?)
また、バイクや車がスピードを出して走って行く音もよく聞こえていました。
その音が、気にならなくなったのです!
空気の質だけでなく、音の影響もあって
快適な睡眠空間を作ることができました。
▪️まとめ:家を建てる、リフォームする前に知って欲しい空気の話
もしあなたがこれから家を建てたり、
リノベーションを考えているなら…
見た目やデザインだけでなく、「空気の質」にも注目してみてください。
特に小さいお子さんがいるご家庭や、
アレルギー体質の家族がいるなら、
窓の断熱性能や換気の仕組みが暮らしに与える影響は、
とても大きいです。
「せっかくリフォームするなら、見えない部分こそちゃんと考えたい」
そう思って行動した今回の経験が、誰かの参考になれば嬉しいです。
淀んだ空気は床上60センチ
それを知った時に、本当にギョッとしました。
高機能で、気密・断熱性能が良い家こそ、
しっかりとして換気経路を作っていなければ
人の口から出た二酸化炭素や、家の化学物質、カビやダニの胞子
目に見えない色々な汚染物質にまみれて済んでいることになります。
大袈裟じゃなく、ナウシカの腐海にいるようなイメージをしてしまいました。
特に、睡眠時間は長いもの。
寝室だけでも質の良い空気・換気のされた空間を作ることをお勧めします。
まだ、子供の喘息の薬は手放せませんが、
窓を開けなくては!という換気からのストレスから
少し解放されたことと、
娘たちの健康被害がこれ以上悪化されないといいなと、
少し安心する気持ちは手に入りました♩
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